トップ > 文学者 > 下関出身の文学作家紹介
 

 ◆ 赤江 瀑(あかえばく)

akae.gif①氏名・生年等

赤江 瀑(あかえばく)

昭和8年(1933年)422下関市宮田町 生まれ

②プロフィール

日本大学芸術学部演劇科中退。詩作、劇作、放送作家を経て、昭和45年(1970年)「ニジンスキーの手」で第15回小説現代新人賞を受賞。文壇デビュー。昭和49年(1974年)「オイディプスの刃」で第1回角川小説賞。昭和59年(1984年)「海峡」と「八雲が殺した」で第12回泉鏡花文学賞を受賞。よく鏡花、潤一郎、かの子、由紀夫などの文学系列に入る作家と言われるが、古典伝統芸能、演劇、美術、骨董、民俗学・・・等々、多様な題材に独自な美意識を駆使。赤江文学の世界を創出する。

 

③著作

●『罪喰い』昭和49年(1974年) 講談社

●『金環食の影飾り』昭和50年(1975年) 角川書店

●『オルフェの水鏡』昭和63年(1988年) 文藝春秋社

ほか

 

④展示物

書籍・・・海峡 -この水の無明の眞秀ろば

 

 

 ◆ 田中慎(たなか しんや 

tanaka.jpg①氏名・生年等

田中慎(たなか しんや)

昭和47年(1972年)1129

下関市綾羅木 生まれ

 

②プロフィール

平成3年(1991年)県立下関中央工業高校を卒業後、20歳頃より小説を書き始め、平成17年(2005年)『新潮』11月号に発表した「冷たい水の羊」で第37回新潮新人賞を受賞し、文壇デビュー。その後、「図書館準備室」、「切れた鎖」、「神のいない日本シリーズ」の三作品が芥川賞候補にノミネートされる。平成19年(2007年)『新潮』8月号に発表した「蛹」で第34回川端康成文学賞、平成20年(2008年)2月に刊行された短編小説集『切れた鎖』で第21回三島由紀夫賞を受賞。

 

③著作

●『図書館準備室』平成19年(2007年) 新潮社

●『切れた鎖』平成20年(2008年) 新潮社

ほか

 

④展示物

書籍・・・切れた鎖

 

 

◆ 中本 たか子(なかもと たかこ)

nakamoto.gif①氏名・生没年等

中本 たか子(なかもと たかこ)

明治36年(1903年)1119日~平成3年(1991年)928

下関市豊北町角島 生まれ

 

②プロフィール

県立山口高女を卒業後、大正10(1921)から教員として下関市王江尋常小学校に勤務。次いで山口市での教員生活を経て上京。昭和4年(1929年)女流文芸誌『女人芸術』に短編「赤」ほか話題作を発表。以後、プロレタリア作家として精力的に活躍する。昭和5年(1930年)共産党のシンパとして検挙され、病気で保釈後、再び検挙、服役。投獄の苦しみをなめ、出獄後、「白衣作業」、「南部鉄瓶工」などの代表作を発表。以後も一貫して民主主義文学を旗印に、基地反対闘争や60年安保などのルポタージュを発表した。87歳で病没。

 

著作

『白衣作業』昭和13年(1938年) 六芸社

『南部鉄瓶工』昭和13年(1938年) 新潮社

『はまゆう咲く島』昭和43年(1968年) 新日本出版社

ほか

 

展示物

書籍・・・白衣作業

 

 

 

 

◆  芙美子(はやし ふみこ)

林芙美子2.jpg氏名・生没年等

芙美子(はやし ふみこ)

明治36年(1903年)1231日~昭和26年(1951年)628

下関市田中町生まれ

 

プロフィール

生誕地には、下関説(田中町)と門司説(小森江)がある。明治44年(1911年)佐世保市から下関市名池尋常小学校へ転入。大正3年(1914年)転住、各地を転々としたのち、尾道市へ移住する。この地で良き師とめぐり会い文学に目覚め上京。様々な職業を転々とし、昭和3年(1928年)女流文芸誌『女人芸術』に連載した「放浪記」で一躍流行作家となる。戦時中は報道班員として意欲的に活動、戦後も旺盛に執筆を続け、「浮雲」、「晩菊」などの秀作を著わす。昭和26年(1951年)628日、『朝日新聞』に「めし」を連載中に急逝。享年47歳。

 

著作

●『放浪記』昭和5年(1930年) 改造社

●『浮雲』昭和26年(1951年) 六興出版社

●『晩菊』昭和26年(1951年) 河出書房

ほか

 

展示物

書籍・・・浮雲

 

 

◆ 船戸 与一(ふなど よいち)

funato.jpg ①氏名・生年等

船戸 与一(ふなど よいち)

昭和19年(194428

下関市後田 生まれ

 

②プロフィール

早稲田大学法学部卒業後、1年間の出版社勤務を経てフリーとなり、豊富な海外取材体験を持つルポライターとして活躍。昭和54年(1979年)講談社から出版の『非合法員』によって文壇デビュー。以後、旺盛な執筆を続け、平成12年(2000年)「虹の谷の五月」で123回直木賞を受賞。冒険小説に限らず、ルポタージュ、劇画の原作を著すなどさまざまなジャンルで活躍する。平成19年(2007年)以降、四兄弟の人生と満州国の命運をからませた大連作「満州国演義」を執筆している。

 

③著作

●『山猫の夏』昭和59年(1984年) 講談社

●『伝説なき地(上・下)』昭和63年(1988年) 講談社

●『砂のクロニクル』平成3年(1991年) 毎日新聞社

ほか

 

④展示物

書籍・・・虹の谷の五月

 

 

 

 

 ◆ 長谷川 修(はせがわ おさむ) 長谷川修.gif

①氏名・生没年等

長谷川 修(はせがわ おさむ)

大正15年(1926年)38日~昭和54年(1979年)51

下関市上田中町 生まれ

 

②プロフィール

京都大学工学部を卒業後、会社勤めを経て、高校教諭として教壇に立つ。昭和38(1963)、37歳のとき、「キリストの足」が『東大新聞』第8回五月祭の佳作となり、『新潮12月号に掲載され文壇デビュー。翌年から下関水産大学校で教壇に立つかたわら文筆活動を続け、昭和40年代(1965年~)に「真っ赤な兎」、「孤島の生活」、「哲学者の商法」、「まぼろしの風景画」の四作品が芥川賞候補にノミネートされる。46歳の頃から古代史の分野に目を向け、旺盛な執筆活動を続けていたが、昭和54年(1979年)に体調を崩し、53歳で病没。

 

③著作

●『ふうてん学生の孤独』昭和44年(1969年) 新潮社

●『まぼろしの風景画』昭和47年(1972年) 新潮社

●『住吉詣で』昭55年(1980年) 六興出版

ほか

 

④展示物

書籍・・・まぼろしの風景画

 

 ◆ 豊田 行二(とよた こうじ) toyotakouji.gif

氏名・生没年等

豊田 行二(とよた こうじ)

昭和11年(1936年)511日~平成8年(1996年)117

下関市丸山町 生まれ

 

プロフィール

県立下関西高等学校から早稲田大学に進み、経済学修士課程を修了。昭和36年(1961年)4月帰郷し、防長新聞社記者を経て国会議員私設秘書となり政界進出を志すが、健康面や古川薫氏らの影響もあり、作家を目指す。昭和43年(1968年)処女作「示談書」で第59回直木賞候補となり、翌年単身上京し、文筆に専念。以後、政治小説、推理小説、官能小説など各分野で多彩な筆をふるうが、体調不良のため、平成4年(1992年)に帰郷。平成8年(1996年)60歳で没。その著作数は、450冊にも及ぶ。

 

著作

『だれも知らない』昭和45年(1970年) 山口新聞社

『消えた三億円』昭和47年(1972年) 三一書房

『小説示談書』昭和55年(1980年) 春陽堂書店

ほか

 

展示物

書籍・・・消えた三億円

 

 

 

 

 

 

下関市文化振興財団
下関市近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館

下関市立近代先人顕彰館
田中絹代ぶんか館

指定管理者:
財団法人 下関市文化振興財団
〒750-0008
山口県下関市田中町5番7号
TEL 083-250-7666
FAX 083-231-0469

年間スケジュール